京都半日ガイド 〜銀閣寺、清水寺〜
12時9分京都駅着のサンダーバードで降りて来るお客さんを待つ。
京都MKハイヤーの運転手さんに電話をかけて、八条口のMKタクシー乗り場で待ち合わせましょうと言われる。一階中央口で待ち合わせてしまったので、八条口まで遠いから…と京都センチュリーホテル前まで来てもらった。
もし2階の京都駅西口で待ち合わせていたら、次は八条口まで行ってもいいかも。
今回は荷物はすでに宿泊する日航プリンセス京都まで届いているそうだから、移動しやすかったし…。
無事にお客さんに会う。今回はパパとママ、22歳の娘さんと弟くんの4名。
この世代の家族を案内するのは初めて。ミラノ出身で、春にカナリア諸島へ行って…
娘さんが春に日本を訪れたのがうらやましいから、今度は家族全員で来たのだとか。娘さんは友達と東京、京都、九州の高千穂、福岡、別府、湯布院などを回ったそうだ。若いのに…いや、若いからかな。
ランチはプレミアムポンド祇園店。
ステーキを「もう一回食べられる」とパパが言うくらい、みんな美味しいと言っていた。ママも「お肉も茄子もおいしかった」とのこと。息子くんがbuonissimoと言い、娘さんもおいしい、と満足そう。全員魚よりも肉の方が好きだとか。
飲み物も、炭酸水、長野の赤ワイン(日本のワインはめずらしいからと注文)、サントリープレミアムモルツを頼んでいた。
娘さんが、他のお客さんの食べているガーリックチャーハンを見て「私も食べたい」と言った時、お父さんもお母さんも「好きにしなさい」という感じで白ごはんからチャーハンに変更。弟くんもチャーハンに変更。
私は、なんとなくお金がかかることに気が引けて「チャーハンは700円追加です」「飲み物は別です」とかチマチマ言うのだけれど、彼らは全然値段とか気にしていない様子。気が引ける必要なんてないか、と思う。
サラダが出された時にお父さんが言った。「これはパプリカじゃない?」
見るとしまった、黄色いパプリカが載っている。お店の人も「伺っていたのにすみません。ごめんなさい」と謝るものの、日本語でごめんなさいと言っても通じない。
「いや〜、伝えたんだけどな。ごめんなさい」と思うけど、出てしまったものは仕方が無い。「黄パプリカですね。ごめんなさい」と謝る。
どうやら、パプリカ無しのサラダは娘さんに行ってしまったらしい…。
こういうチェックする心、とか気配り、とか私はそのうち身に付くんだろうか?
今回、お父さんとお母さんはニンニクが嫌いだという。お父さんはさらに玉ねぎ、ネギ、ピーマン、セロリ、鶏肉が嫌いだそう。
成田空港まで迎えに行った人が「アレルギーはありますか?」と聞いての返事がこの好き嫌いなんだもの。「生死に関わるアレルギーはありますか?」と聞くほうが良いと思う。私だってセロリは嫌いだけれども、出てきたらお皿のはじっこによけてしまえば済む程度。旅行中に遭遇してしまったからと言って特に気にも留めないと思う。
お客さんの好き嫌いは話題にしてもいいけれど、旅行の条件にはならないんじゃないかな〜。…でも、知ってしまったからには対応しなくちゃ。そして、ちゃんと気を配れるようになっておきたいわ。
お店の人から「お時間はありますか」と聞かれた。聞いてくれてありがたい。「実は、今日は予定が詰まっていて午後1時30分には出ないといけません」と言う。「それでは、どんどん焼いていきますね」と本当に野菜もお肉も同じ時間に焼いてくれた。
幸い、私よりも食事のペースが早いお客さんだったので、1時15分頃食べ終わった。
お店に着いたのが12時40分だから35分…給食みたいだな。
一応、少しは祇園エリアを知ってもらおうと、祇園の花見小路を歩く。
バスの中で銀閣寺の説明をする。駐車場を降りてすぐのアイスクリーム屋さんで
娘さんが「アイス食べたい」という。棒アイスが200円とか…ガリガリ君でいいじゃんか、と思っちゃうけれども、最近は棒アイスの専門店もあるんだな〜と眺める。
いちご、日向夏、ソーダ、アップルと桃(←これだけ1本450円もしてた)…占めて1,050円。まあ、4人でデザートを食べたと思うとお得かな?
一瞬「カルラも要る?」と聞かれるかと思ったけど、聞かれなかった。レストランの時に飲み物も自分たちの分だけだったから、聞かれないかな?とも思った。
意外とあっさり?きっとガイド慣れしてるんだろうな〜と思う。
今度、私は食べたかったら自分で払って買おうと思う。多分、それが一番心地良さそうな気がする。
銀閣寺をさらりとめぐり…(私の説明はとーっても下手。なかなか花頭窓の言い説明が浮かばない。花というより鐘みたいだとお父さんが言ってた。)
清水寺へ。運転手さんは平安神宮の大きな鳥居を通り、青れい門院を通って知恩院へと向かって行ったので、混んでないし、近道だし、こんなみちがあるのか〜と感心してしまった。
「暑いからあまり歩きたくない」とみんな言う。清水寺の駐車場に着いて、清水寺までお店を見るわけでもないので、このままだと、早くホテルに戻っちゃうかもしれないな〜と思う。
清水寺の千日詣りでは、日頃見られない内部拝観ができるけれども、しっかり行列していたのでお父さんは「並ばなくてもいいよ」と素通り。息子くんは「せっかくだし見てもいいんじゃない?」とは言ったものの、お父さんの一言で「それもそうだね」と言う感じ。ああ、ますます時間が余ってしまう。
地主神社に着き「階段登るけど行く?」と尋ねると娘さんが「せっかくここまで来たんだし」と言ってくれたのでみんなで行くことに。縁結び石もやって、丑三詣りも伝えて、そして音羽の滝方面へ歩く。瀧は今日も20人くらい人が並んでいた。「並ぶ?」と聞くと「暑いから並ばない」との返事。いや〜、予想していたけれど、ここは並ばなくて助かった。
お店を見ないで(興味ないんだろうか?)「ホテルへ戻ろう」とのことで時計をみたらまだ4時。「5時より早くホテルに着くけれども、いいですか?」と仕方なく確認する。「問題ないよ」と返ってきたので、運転手さんに電話をして、早めに戻ることを伝える。
途中息子くんがガムボール3000の車がある!と窓から言うものの、私はちんぷんかんぷん。一応説明してくれるけれども、概念が分からないものは理解しづらい。聞けば、ヨーロッパではかなり知られている高級車の公式公道ラリーだそうで、今年初めて、8月9日に京都を通るのだとか。参加費500万とか600万なんだって。そういうのに100台くらいの車が参加するらしい。世の中色々なのがあるな〜。
ホテルでチェックインのお手伝いをして、明日の確認をする。
「8時30分にロビーで」というと、娘さんがすかさず「9時がいい」と言う。ま、若いもんね。そうだよね。明日は余裕があるし…と運転手さんに確認して、「じゃ、9時で」と言ってお別れをする。
帰り際、息子くんが夜はハンバーガーがいいと言ってたな、予約できるかな…と思って電話すると「ハンバーグはあるけれど、ハンバーガーは無い」という。迷ったあげく、またホテルに戻ってホテルの部屋につないでもらって、そのことを伝えた。
これ、気づいた時にさっさと電話してあげたら良かったな。
以前、マレーシアのホテルコンシェルジュで私たちの4つの質問にパパパっと瞬時に対応したおじさんを思い出した。ああいうテキパキ、ちょっと感動するなあ。
息子くんが「スノードームを集めているんだけど、どこで売ってる?」と言う。
わああ、全然分からない。昔はもうちょっと見かけたけれど…
嵐山か、金閣寺。そうそう、昔金閣寺の雪のドームを見かけた(気がする)
あるかなあ、明日…。