京都&海外まち歩き〜通訳案内士カルラの日記〜

京都のおすすめ、国内外の旅で見たこと感じたことをお伝えします。

ガイド修行④ 〜広島→新大阪〜

 

6時に起きて、6時半朝食を食べに行く。

お客さんは7時までにスーツケースをロビーへ持って来なくてはいけないし、集合は7時50分なので、朝食会場でほとんどのお客さんに会った。

 

イタリア人はひとなつっこいけど、だからと言って「朝ごはん一緒に食べようよ」ということにはならない。

 

今日は和定食を選んだ。広島名物のあなごのちくわも美味しかったし、手づくりの海苔の佃煮がとっても美味しかった。

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ふと、私もチェックアウトするんだった…と当たり前のことを思い出し、7時半にロビーへ向かう。すぐにチェックアウトをしたら、シチリアからのハネムーナーに会い、あいさつをする。「シチリアでホテルを経営してるんだ。いつでも来てね」と写真を見せてもらった。プールもあるアグリツーリズムでとても素敵なホテル。

さらに、これは僕の家だよ、と写真を見せてもらったら、まるでホテル。プールといい、全面ガラス張りの窓のあるリビングルームに、魚が泳ぐ大きな浴槽(小さな水族館と言ってた)があって…「バカンスに出かける必要がないね」という。

奥さんとは、小さい頃からの幼なじみだそう。

日本旅行の後で、ボラボラ島で過ごしてからイタリアに帰るそう。いや〜、なんて幸せな。

 

きれいな家に見とれているうちに、「人数確認しなくっちゃ」と気づいて点呼を始めた。まだ、数組降りてこないけど、とりあえずガイドさんに聞かれる前に人数を数えられた。ガイドさん、やっぱり今日も「じゃあ、私は先に行きますから、後で来てください」と言うが早いか出発してしまう。人数だけだと、いったい誰を待てば良いのか分からないから、名前で出欠を取っていてよかったと思う。

 

今日は1階ではなく、2階で降りて、広島駅の改札口へと向かう。

私たちは2階で降りたけど、見ると1グループはエレベーターで1階へ降りてしまったようだ。ガイドさん、雑だなあ…って思うんだけれど、「ガイドがお客さんに合わせるのではなく、お客さんが一生懸命ガイドについていっている」わけで、その方がガイドとしても楽だし、実際1階に降りてしまったところで2階に戻ってこられたし、みんなそれについて文句言わないし…結果、これでいいんだろうな〜と思う。

 

新幹線のホームには、20分前についた。余裕があったので、ガイドさんに「みなさんにお別れのあいさつをしていいですか」と尋ね、許可をもらってみんな一人ひとりにあいさつをした。とても残念がってくれる、なんとなく気の合う家族もいたし、それを機に「写真を撮ろう」と言ってくれたりして、その後facebookでつながったりしてありがたい。

 

ただ、ガイドさんに悪いから、コミュニケーションは旅行終了後に取ろうと思う。

 

広島から新大阪行きの新幹線に乗り込んだ。

ああ、ほぼほぼ仕事終了だ!私は、新幹線の中で明後日の講演会の資料を読み始めた。

 

最後に、ガイドさんは勘違いして新神戸駅で降りる準備をしちゃって、私は「下車5分前になったら誘導を」と言われていたので、まだ10分前だけれども、ガイドさんが先に準備しているのに、私がのんびり座っていても気が引ける…と慌ててしまった。

とはいえ、ここから10分も立って待つ必要もないし、イタリア人も「そんな早く降りる準備をしなくたっていいでしょ」という感じ。いや、その通り…。結局、到着を知らせる音楽が流れてから移動した。3分前。降りるときはこの合図で十分なんじゃないかな?

 

新大阪を降りると、次のアシスタントさんが待っていてくれた。ぱぱっとあいさつをして、改札口を出る。出たところで、お見送りをして、私はJRに乗って京都へ返った。

 

みんな迷わず、旅行を楽しんでいるみたいで本当によかった!