京都・嵐山観光
曇り。雨が降らないだけラッキー。
「ダイワロイヤルホテルグランデ京都」へお客さんのお迎え。
先週タクシーで前を通ったし、簡単に行けるだろう…と思ったら、甘かった💦
道1本間違えて、とーっても駅から近いのに大回りして、9時集合ギリギリに。
ただ、ラッキーなことにお客さんはまだロビーに降りていなくて…5分待って
お部屋へつないでもらった。とりあえず、遅れても構わないけれども「ガイド来たよー」って知らせとこうと思って。
今回のマリアとマリオさんは、プライベートツアーで10月2日〜14日までの日本滞在。すでに広島と大阪を見て、京都に到着。このあと、金沢、白川郷、高山、箱根、東京に滞在して、最後はフィリピンのパラワン島で過ごすらしい。
「京都でどこに行きたいとかありますか?」と尋ねると「結婚式で忙しかったから、ガイドブックを読む時間もなくて…」との返事。ハネムーン!「おめでとう!!」と伝える。私は、ハネムーナー大好き。だって、幸せな空気のおすそわけもらえるんだもん。
それに、歴史目当てじゃないから、新米ガイドにはありがたい〜。ああ、いったいいつになったら自信もってお伝えできるんだろう。
とはいえ、今日のテーマは「室町時代」足利尊氏の建てた天龍寺と足利義満の建てた金閣寺コースだから。ただ、午後は伏見稲荷に行くので、最初に金閣寺へ行ってから天龍寺に行くことにした。
京都駅からバスで金閣寺へ。B2のバス停から「二条城・金閣寺」エクスプレスに乗ってみる。初めて乗ったけど、二つしか停まらないからとっても楽。観光客しか乗らないし。ただ、B2の並び方が分からない…。バス停の案内人に尋ねて並ぶ。
案内人に聞いた方が絶対にいい。なぜなら、バスの路線によって並ぶべき3つ線が道路に引かれているんだけれども、その線がまず分かりにくい。分かりにくいから、観光客も間違って並んでいることがある。(誰かが並んでいたら、その人の後ろに並ぶことがあるよね?)間違えたら、必然的に正しい列に並び直すことになるので座れないし…。
無事に座って金閣寺まで行く。
今日は、小学生の遠足、フランス人の団体と重なって、大混雑だった。
でも、金閣寺の美しさは変わらない😀
本物の金箔だよ、20キロも使ったんだよ。とか、室町時代について紹介しながら
建物、陸舟の松、お守り(お守りをプレゼントに3つ買ってた)、硬貨の投げ銭をして茶室へ案内。
最後に八つ橋の試食をして、金閣寺終了〜。
stupendo(ストゥペンド)ー素晴らしい!と言ってくれて、とても嬉しい。
タクシーで金閣寺から嵐山へ移動(20分、2450円)。
おつりに500円もらったんだけど、3,000円だしたなら50円足りないし、2500円払ったなら、もらい過ぎだし…。でも、気を張ってるから、自分がいくら出したのか記憶になくて、そのまま計算がどっちにしても合わないな〜と思いながらタクシーを降りた。
竹林の道を歩き、野宮神社では、私が彼らにとって初のガイドなので、手を洗って、お参りの仕方を伝えて、一緒にやって…亀石に願いを込めた。
私はこの亀石に愛着があって、願いも叶うんじゃないかな〜って思ってる。そんな大きなお願いごとはしていないけど、でも聞いてくれるような気がいつもする。いくつか神社を訪ねていると相性があるなあ、と感じていて…ここは相性が良いと思う💕
そのほか、ハート型の絵馬や苔のじゅうたんとか伏見稲荷大社のこととか紹介できるし、野宮神社は小さいながらに見どころが多い。黒い鳥居のことも伝えたいけど、あまり上手に伝える自信がなくていつも飛ばす。そのうち説明できるかな〜?
竹林では、「人を避けながら上手に写真を撮る」とお客さんがとっても喜んでくれる。
撮影の角度を気にして、人が来ないタイミングを少しでも見計らって撮る。
台風の影響で竹が倒れていたりしたけれども、曇り空で緑色が濃くて、とてもきれいだった。
天龍寺では…初めて北門から入ったから、出口から入ろうとしてスタッフに止められちゃった。失敗失敗💦入口へ入り、竹林を見たら、お客さんがかえるの像を「笑っててかわいい」と言って写真をカシャカシャ。「かえる」はお金が返るとかで幸運を運ぶんですよ〜と縁起の良いことを伝える。そのうち、日本語で、おいしい、すごい、こんにちは、ありがとう、どういたしまして…という日本語をツアー中に伝えることに。
優しいお客さんだったので、私のイタリア語もとても褒めてくれた。
実際は文法も単語も間違ってるんだけどね…それでも「でも、とても正しく言葉を選んで使ってる」と言ってくれて嬉しい。もっとがんばろうと思うなあ。
つい、いい質問ですね(buona domanda)と言いたかったのに、いいアイデア!buona ideaとか言っちゃったし。どうして、思う通りに言葉が出てこないのかしら?と謎。
どっちも言えるのに!!
天龍寺を訪問を終えてちょうど12時半。14時までのツアーだから、このまま京都駅へ帰ったらちょっと早すぎる…と思いながら、「これでツアーで予定されているところは全部見たけれども、ツアー終了後にどこに行きたいですか?」と尋ねたら、友達のオススメのモンキーパークへ行って、その後伏見稲荷へ行きたいとのこと。
彼らはとってもいい人だし、私も今日は時間あるし、「14時までに京都駅には戻れないけれど、時間は大丈夫ですか?」と一応確認して、渡月橋とモンキーパークへ行くことに。
途中、おみやげやさんで唐辛子や山椒、たけのこの漬け物、チョコレートを試食した。
中でもチョコレートの「サロンドロワイヤル」が試食品を配っていたので「とってもおいしいよ!」と言うが早いか、お客さんが「おいしい!!!」と言う。
抹茶味を3箱買ったら、なんとおまけでキャラメル味一箱ついてきた。おお、ラッキー!お客さんも「わー、運がいい」と喜んでた。
岩田山モンキーパークへ行く。途中の道にあるクイズも訳して伝えてクイズをしたら、あたったりはずれたりで喜んでくれた。山頂に着くと、7月の時よりも猿の姿が断然多い!!まさに猿山、モンキーパーク。ここには120頭の猿がいるのだけれども、うち半分くらいがモンキーパークに顔を出すのだそう。7月は暑過ぎて猿は木陰を探すからモンキーパークエリアにはなかなか来ないのだけれども、今日は涼しいからいっぱいいるのだそう。素晴らしい!
赤ちゃん母子の姿を見てるだけで飽きないわ〜。リンゴとピーナッツを買って、おさるさんにあげましょう、とお客さんにプレゼントしたらとっても喜んでくれた。マリアは最初怖がっていたけれど、普通にあげて大丈夫だよ〜と最初にやってみせたら、安心してくれた。
JR嵯峨嵐山に着いて、15時3分の電車に乗って京都駅に着いたら15:23分。
時差ぼけで、唐突に眠いってマリアが言ってた。
稲荷行きホームまで案内してお別れ。
マリアが、「名刺をもらえるかしら?お友達に勧めたいわ」と言ってくれた。なんてうれしい褒め言葉。私の名刺、日本語だけだった〜。これは作っておいたほうが、スマートだわ、と思う。そして、マリオがチップ800円くれた。ありがとう!
ガイドのチップは1日ひとり300〜500円が目安だと聞いているんだけれども、若いのに実行するなんて偉いな〜とちょっと感激。
ああ、今日もとっても楽しかった。