ガイド2日目〜京都・奈良〜思いきり雨!!
予報どおりの雨。気温10度で真冬並み。
ツアー初日なんだけれども…
7時半にホテルに着いた。
フロントでオーディオガイドの子機を受け取った。送られてきた箱を見て絶句。
大きい…。これ、東京でちゃんと返せるだろうか??
7時40分過ぎまで、ロビーで荷物を広げている。(申し訳ない…)リュック、手提げかばん、段ボール箱。もう、どこに何が入っているのかもよく分からない。
7時40分過ぎて来てくれたのは7組中1組。うっそ〜!
フロントにお願いして、部屋に電話する。ああ、部屋番号をもらっていてよかった。だいたい「もう下に降りるよ」。一組みだけ電話がつながらず、じゃあもうすぐ降りて来るのかな?と思うと最後まで降りて来ない。まあ、それまでお客さんに市内地図とオーディオガイドを渡していたら、それで8時近くになってしまって…まだ降りて来ないのだもの。もう一度電話をかけると「もしもし?」「下で待ってますよー」「あと2分!いや、あと5分。」あ、ではまずお客さんをバスに乗せて、そうしたらまたフロントに戻って来るので、フロントで待っていてくださいね」と伝える。
バスで、ささっと運転手さんにあいさつをした。
そして、また再びお客さんに会いにホテルへ。やっとお客さんに会えた!
いや〜、典型的なイタリア人だな。このお客さん、愛すべきイタリア人なんだけれども、話の途中で質問を重ねる。遅刻する。我先に写真を撮る。そして、雨だから文句…!!でも、不思議と愛嬌がある。だから、私せいいっぱい、彼らの一生に一度の日本への旅(今年金婚式だそう!)をおもてなしするよ。
ようやく、運転手さんに改めてあいさつ。
伏見稲荷へ出発…今日の行程を伝え、イヤホンガイドの使い方を伝えようとしたところで伏見稲荷到着。「え!もう?!」バスの中でイヤホンガイドの準備だけさせてもらって、降りて、誰が聞いてるのか聞いていないのか、よく聞こえているのか聞こえていないのか分からないまま、とにかく稲荷大社の説明をしながら歩く。
神社を回り終え、駐車場へ戻るときにローソンで水を買いたいと言う。
あ!レインコート欲しいって女の子が言ってたな。
みんなでコンビニに入る。
予定より早めに行動していたおかげで、 10分コンビニで過ごしていても駐車場に無事にもどり、東大寺へと出発した。
雨のおかげで、鹿がいても立ち止まらずにぐんぐん東大寺へ進む。
たぶん、無茶苦茶早く見終えてしまった。それで、気を許してゆっくり歩いて駐車場へ。今日は、花卉協会のプレゼントで生け花というか、フラワーアレンジメントが飾られていて、東大寺がとても華やかだった。お客さんも「生花だなんてすごいわ!」と感激していた。
相輪について聞かれた。(これ、宿題。よく分からない〜)
バスに乗って、京都へ戻る。ランチに15分早く着いたものの、大丈夫だった。
13:45にレストランを出たものの、愛すべきおばあちゃんが最後の方でやっぱりトイレ…と言ったので、14時に出発。15分早くランチできてよかった。
龍安寺に着く。龍安寺を一周して説明したところで、人の波が途絶えて石庭をゆっくり眺めることができた。愛すべきおばあちゃんが「瞑想ってどうやるの?」と言う。なので、一緒にやってみた。ああ、私も今日一日の中でほっと一息ついた気がする。呼吸に意識を向けられてよかった。おばあちゃんは「難しいわね。色々なことが浮かんじゃうわ」という。そうそう、私もおんなじように思うよ。
あまりにきれいなんで、途中玄関にいるお客さんを呼び止めて石庭へ案内した。でも、あと半分はもうさっさと出口に出ていた。んー、つまらなかったかしら?
でも、多分、みんな湖に興味を寄せていた。写真をパチパチ撮っていたし。
島に行きたいとも言われて、時間がなくて行けなくてごめんね、と言う。ほんとにごめんね。
最後は金閣寺へ行く。こちらも、雨なのでとーっても回るのが早い。16時45分に駐車場に集合、と声をかけたものの、今回一番若いエンジニアの女の子を除いてみんな16時35分にバスに乗ってた。
さあ、オプショナルツアーの祇園へ行きたいですか。それとも、ホテルへ戻りたいですか?と聞いてみる。すると、みんなホテルへ戻りたいという。旅行会社に報告して、ホテルへ戻る。そうだよね、日本人だってこんな雨の中桜を見に公園に行かないよ。
17時15分にホテルに着いて、そして、お客さんからの質問に答えて、17時半に終了。
ああ、記憶ふっとぶくらい忙しかった。失くしものは絶対嫌だけれど、構う心の余裕もなかったし…。家に帰って、報告書を書き始めたら、急に耳が痛くなって、不眠、ストレスを自覚しているだけに怖くなって友達に電話。整体ばかり考えていたら、「耳鼻咽喉科は?」と言われ、慌てて病院に行く。先生に見てもらって、突発性難聴は両耳に異変があるというのは滅多にない。聴力も正常だよ。そう言ってもらって安心した。そして、痛かったのは左耳だけれども、右耳に、耳栓くらいあるんじゃないかという大きさの耳あかが!!!いや〜、恐ろしい。先生がスッとしたでしょう?と言う。あまりにずっと詰まっていたのでスッとしたかどうか分からないけれども、壮快だ。
家に戻り、覚悟を決めて報告書をする。
手際が随分と悪いのは分かるとして…どうすればいいんだろう?
ひとまず、今日の持ち物をかばんから全部床に出した。
そして、手当たり次第に仕舞っていたものを、元の場所へ戻す。
領収書を紙に貼る。請求書に金額などを記す。
気づきを書く。
旅行会社にメールで報告。
そして、このブログを書いて…信じられない。もう23時!!
さあ、明日も6時55分のバスに乗らなくっちゃ。
お風呂入るのやめよう…。