京都&海外まち歩き〜通訳案内士カルラの日記〜

京都のおすすめ、国内外の旅で見たこと感じたことをお伝えします。

箱根観光 Day2 〜仙石原でアートに触れる〜

昨晩同じ部屋だった女性とともに、美術館へ出かけた。

旅で出会った人と出かけるなんて、学生の時以来じゃないだろうか。

旅の出会いが、さらにこの旅を嬉しく楽しくする。

 

10時過ぎにラリック美術館へ着き、お目当ての「オリエンタル急行車内でのティータイム」を予約した。

 

それまで、ラリックのガラス工芸を見て歩く。

水の女神の像は観音菩薩のように平和で、美しかった。

 

11時前にティータイムへと向かう。ラリックがオリエンタル急行の室内装飾を手がけた縁で、この美術館に車両が運ばれたそうだ。時はバブル。フジテレビ開局30周年事業でオリエンタル急行が輸入され、日本各地を回ったそうだ。今ならきっと資金的にできないことだろうから、日本にバブル時代があってよかったのかも。

車両の中でオレンジケーキとハイビスカス&ローズヒップのハーブティをいただく。

すっかり女子旅。3人で心ウキウキ、写真を撮りながら優雅な雰囲気に浸る。

来てよかった。

 

つづいて、おみやげ屋さんを通り過ぎることができずに…みんなそれぞれお買い物。

私は箱根の記念に、金色ベースのガラスのネックレスを買った。

「明日から身につけよう♫」とワクワク。

 

ラリック美術館に戻って2階を見学。一通り美術館を回って、モネの庭を再現したお庭でしばし休んだら…1時半!Sさんは4時に箱根湯本まで戻って福島まで帰るのに。

 

少々慌てて、バス乗り場へ。昨日は1時間に1本のバス路線だったけれど、今日は15分に1本のバスがあってありがたい。待たずにバスがやってきて、ガラスの森美術館へ。

 

ここで、Sさんと現地解散。私はMさんと美術館を見学する。外観がヨーロッパみたい。ベネチアングラスだからベネチア、という訳ではないけれども山と洋風の建物の景色はどこか西洋っぽい。ここで、バイオリンの生演奏がされていた。

箱根のベネチアングラスに囲まれた空間でバイオリンを弾くなんて、「こんなお仕事があるなんて面白いなあ」と演奏者のイタリア人は思うかな。私なら、そう思うなあ。

イタリアの協会のクーポラのような場所で演奏を聴いて、レースのガラスに見惚れつつ、美術館を後にした。

 

強羅駅でMさんとお別れ。私は荷物を取りに宿へ戻り、そのままもう一つの宿「天幕」へ移動。

 

天幕へ着いてチェックインを済ませたら、すぐに温泉の準備をして、箱根湯本へ向かう。観光名所はだいたい5時で閉まり、晩ご飯屋さんもあまりなく…夜6時以降も入れる日帰り温泉も限られているので、なるべく早く準備して箱根湯本を目指さなきゃ。

 

温泉巡回バスのバス停に着くと、ちょうどバスは行ったばかり。しょうがない、30分待つか…と箱根のガイドブックを読み始める。すると、「この温泉に行きたいのですがバス停はここですか?」と訊かれた。持っているチラシをみると、私が行きたいところと一緒。「ここでいいですよ。私も行きます」と伝える。

 

この出会いがよかった。なぜって、日帰り温泉に18時30分に着いて知ったのは、帰りの最終バスは18時50分だったから。帰りは徒歩かタクシーしかないそうだ。夜道を徒歩20分かけて歩く気はさらさらない。迷っていまうし、汗をかいちゃうし。

一緒に来た母娘に、「帰りはバスがないので、一緒にタクシーで駅まで帰りませんか?」と誘ったら「いいよ」とお返事。助かった〜!

 

バスが無いからか、夜7時を過ぎたらお客さんがいなくなって、私たち3人だけになった。(夜8時ごろフロントに到着した観光客の姿を見たけれど)

わーい、温泉ひとり占め。お湯も熱くないので、バブルバス、寝転びバス、サウナと水風呂、打たせ湯…ゆっくりじっくり入れた。

 

宿に9時30分頃着いて、22時消灯前に荷物の整理もできた。

今日は結構眠いなあ、とすぐに眠る。