京都&海外まち歩き〜通訳案内士カルラの日記〜

京都のおすすめ、国内外の旅で見たこと感じたことをお伝えします。

ホーチミン滞在記 DAY13

8時にティエンちゃんと待ち合わせ。ティエンちゃんは時間ぴったりにロビーに来ていた。時間を守るなんてえらいな~、と妙に感心する。
朝食はホテルの屋上テラス。都心なのに緑豊かで、明るくて気持ちが良かった。料理も、生春巻き、フォーなどベトナム料理が並んでいて、中でもレモングラスに付けたつくねが美味しかった。ティエンちゃんから、フランス人と一緒に出かけたメコン川(カントー)1泊ツアーを聞いたりして楽しむ。
「今日は何時まで空いてるの?」と尋ねると「10時に仕事に行く」とのこと。前は朝7:30から9:30までどう?と誘われたし、ティエンちゃんの毎日はなかなか忙しいなあ。この2時間くらい一緒、というのは結構気が楽だなあと思う。前にジュゼッペさんが8時間を1、2回ではなくて毎日4時間ガイドを頼もうとしていた気持ちも分かる。新鮮な気持ちになれるもの。

9時半頃ホテルを出て、日曜日は空いているというサイゴン大聖堂へ向かう。オペラハウスで写真を撮ってもらおうとして頼んだカナダ人観光客のテレーザと話し始め、メールアドレスを交換した。5月に旦那さんが京都に来るそうなので、もし本当に来てくれたらそれは嬉しい。テレーザは明日から5日間メコン川自転車ツアーに出かけるそう。60代だと思うのだけど、すごいアクティブ!

教会は開いてて、でも警備の人たちがいて近寄る人たちはみな追い返されている…のに、警備の人はティエンちゃんに何か伝えてサッと中に入れてくれた。ティエンちゃんはカトリックだけど、そんなこと言わなかったし、「どうして入れてくれたのかな?」と聞いてみると「きっと、私たちが美人だったからよ maybe we are beautiful 」と言って笑った。そう考えると、それだけでなんか楽しくなるねぇ。理由なんて、中に入れてくれたのだし、どうでもいいもんね。英語でミサが行われてい不思議に思いつつ、写真は撮らずに教会を眺める。満席で、多くの信者が集まっていた。

4回目の郵便局。ティエンちゃんがエッフェル塔を建てた人と同じ人がデザインしたんだよ、とか、壁に植民地時代有名だった人の名前が壁に掲げられているんだよ、とかサイゴンの時の地図とか…教えてくれて初めて知った。ティエンちゃん、ありがとう。表にまた集団で着飾った人たちがいたので「彼らは何しているの?」と聞くと、卒業式の写真を撮っているところだそうで、記念に一緒に写真を撮ってもらった。ティエンちゃんのおかげで、ベトナムを旅しているんだなあ、という気分になった。 別れ際、「明日空港まで一緒に行くよ」と言われ「朝四時出発だよ?」と驚くと「大丈夫よ。会いたいわ」と。「嬉しいけれど、無理しないでね」と言って、仕事に出かけるティエンちゃんを見送る。

その後、私はホテルまで戻る。戻る途中、カラフルなデザインの服屋さんがあり冷やかしにのぞいてみた。350ドルとかそれ以上に値札が貼ってあって、誰が買うんだろうかと不思議に思いつつ、たとえ一回きりしか着なくても、いいなと思ったものを値段を気にせず買えたらいいなあ~って思った。ベトナムの田園風景が描かれたワンピースなんて一回着たいと思っても、何度も着ようと思うだろうか?いやいや、一回着てみたい、と思う気持ちを大事にできたらいいじゃないか、なーんて思ったから。

ホテルのベッドで寝転び、いとことメッセージを送りあって、ホテルの隣の隣にある足つぼマッサージに出かけた。中に入るとお客さんがいっぱいいて安心する。日本語で「チップ込みで230,000ドンね」と言われる。そして、「男の人?女の人?」と聞かれて「女の人」と答えたときは「上手ければどちらでもいい」と言えば良かったかなあ…なんて思ったものの、いざマッサージが始まると足湯に浸かっている間に背中のマッサージが始まり、 ブラジャーのヒモをずらして洋服の下に手を入れられる感覚が微妙で女性で良かったな~って安堵した。足つぼとは言え、肩、背中、頭、腕と全身マッサージをしてくれて良かった。なんとなく気分スッキリ、ホテルで友達を待つ。

友達とホテルでお茶をして、行き先を決めて、まずはアイスクリーム屋さんのfannyへ。メニューが可愛くて、席も日本のファミレスみたいでいいじゃーん、と選んだのはイチゴのアイス。運ばれて来ると思ったよりも小さくてペロっと食べられた。飲み物も美味しそうで、カフェと同じ5万ドンくらいだったのでジュース飲みに来てもいいかも~と思った。ハーゲンダッツの方が豪華だったけど、ベトナムのアイスクリーム屋さんも暑い日にはありがたい。

続いて、ニャーハンゴン(おいしいレストラン、という意味だそう)へ行ってみる。17時で夕飯にはまだ早いかな?と思ったものの、レストランにはすでに人がちらほら食事を楽しんでいて、私たちに料理が運ばれて来る頃には個人、団体のお客さんで賑わっていた。早めに来て、待たずに入れて良かった。飲茶の腸粉のような蒸し春巻きと、ハマグリのレモングラス蒸し、チキンとタケノコの春雨スープ、ココナッツジュースとビールを頼んで382,000ドン。リーズナブルでおいしくて、テラス席で食べる雰囲気もよくて大満足。お店を出たら、シークレットガーデンの横にあることに気づいた。

フックロンで、レモンスムージーに再挑戦。今度は「砂糖少し」と伝えられた。
お友達としゃべりつつも、店内はおしゃべりする人たちでごった返している。話し声の大反響で喉が少し疲れちゃったけど、みんな楽しんでいて私も楽しい。

ホテルまで送ってもらって、友達はグラブバイクで颯爽と帰っていった。私はすぐにシャワーを浴びて荷造りを…と思ったら…シャワーヘッドがポキっと折れた。
えー!!!そんな、折れることってあるの?!と真っ二つになったシャワーヘッドとホースを眺める。セメダインがあればくっつくのになあ、あのミニストップにあるだろうか、いや、ないよな…なんて思いつつも、仕方なくホースで髪や身体を洗い、パジャマに着替えてからフロントに行く。「シャワーが壊れた」とだけ伝えると、男性スタッフが部屋を見に来てくれた。折れたシャワーヘッドをみて、静かにホースも取り付け口から外して持って出ていった。

気を取り直して荷造りをした。もう一度フロントへ行き、モーニングコールを3:30にお願いする。22時半になりつつある中目覚ましを2つかけて、「起きれますように」と祈って眠る。