京都&海外まち歩き〜通訳案内士カルラの日記〜

京都のおすすめ、国内外の旅で見たこと感じたことをお伝えします。

京都観光〜伏見稲荷〜龍安寺〜金閣寺

今期初の夏ツアー。

ツアーは3ヶ月ぶりで、準備しようと思えば5月、6月、7月と時間はたっぷりあったはずなのに、ほとんど手をつけないまま3回目の本番を迎えた。いや、5月の記憶も消えかけているから初回のような気分だ。

 

7時20分頃ホテルに着くと、昨日お迎えに行って「遅刻しそうだな〜」という印象を持ったカップルが1番にソファに腰掛けて待っていた。私の想像なんて、ほんと当てにならない。ごめんなさい。

 

集合時間の7時40分に来なかったのは13組中2組のみ。とりあえず13組をバスに乗せて2組を待とうとしたら、バスに乗り込む間に2組も追いついてきた。すご〜い。

おかげさまで、伏見稲荷大社に着くと誰もいない。すごい朝観光効果。

お手水にも誰もいないし、本殿での参拝も私たちだけ。千本鳥居も誰もあるいている人がいないので、写真を撮り放題。おもかる石も根上がり松も、何もかも誰もいない。近年こんな光景を見ていないので、気分が舞い上がった。ありがたい〜。

 

奈良へ移動する。今回は10時半〜12時の滞在。

駐車場から東大寺までの道のりが長く、地下道で私が迷う気分になる。

大仏の姿は感動的。みんな喜んでいた。お客さんがアジアを旅して色々お寺を見た中で、東大寺は素晴らしい寺院だと言ってた。

 

今回も「滞在時間が短いわ。せっかく奈良が含まれたコースだから選んだのに」と言われた。前回同様「アンケートにそう書いてね。」と言うことにした。だって、私のせいじゃないもん。「私も奈良が大好きでね、確かに見るべきところはいっぱいあると思うよ。残念だよね。」と言うと「そうよ、そうよ」とお客さん。分かるよ〜、その気持ち。ただ、聞いてたもう1人のお客さんは「ツアーだしね。午後も他にお寺を訪ねるし」と言葉を添えてくれた。相手に同調せず、自分の感情を伝えるところが素晴らしい。

 

今日はホテルのビュッフェランチ。今回は特にデザートをほめるお客さんが多かったな。私はなんかのどが乾いて飲み物とアイスクリームをいっぱい食べた。もちろん、料理もちゃんと取った。食べなきゃエネルギーが持たない…と言われるから。

エネルギーと言えば、ソイジョイみたいなのはあるか?食べなきゃいけないけどおなかが空かない時ように…と聞かれた。スーパーやドラッグストアにあることを伝えた。

 

龍安寺では、一通りくるりとお寺の中を一周して、15分ほど自由時間にした。「好きなところに座って瞑想してね〜」と。「短い時間だけれども、リラックスできた」と何人かが言っててよかった。15分、することがなくてもてあそんじゃうかな?とか思ったんだけれども。

 

16時頃金閣寺に着いた。今日の最後の訪問地。金閣寺は今日もとてもきれいだった。

お客さまが「三島由紀夫金閣寺の本を書いたね」と言ってて…読んでないことを反省。冬までに、絶対読もう。会話が続かないもの。

 

お客さまが、「伏見稲荷にパーカーを忘れてきちゃったから、取りに行こうと思う」とのこと。伏見稲荷を出発したらすぐに言われていたのに、プーパという意味が分からず、なんとなく理解できてなくて…やっと「パーカー」だと分かり、忘れ物を取りに行きたいのか!と知る。いや、大社広いし、みつかるか分からないし…ととりあえず稲荷大社に電話をかけてみた。すると、しばし探してくれて…「これだね」とか言っているのが受話器越しに聞こえた。すごい、見つかるかも!…「ありましたよ」と言われてびっくり。嬉しいなあ。しかも、稲荷大社は24時間で警備しているとのことで、何時に取りにきても良いとのこと。落とし主の名前と国籍を伝えて電話を切った。京都駅から近い伏見稲荷大社でよかった。お寺と違って、24時間開いてる伏見稲荷大社でよかった。

最初は1人で行くというし、ま、いっか…とは思ったものの、やっぱりこういうところで気がかりなことを残してはいけないと思って「一緒に行こうか?」と言う。そうだよね、冒険しに行くようなもんだよね。それで、翌日「警備室が見つからなかった。パーカーも無かった。でも大丈夫だよ」なんて言われたら胸が痛んでしまう…ので、ついていく。結果、一緒に行ってよかった。警備室が小屋みたいだったから。これ、イタリア人なら気づくのに時間がかかると思う。

 

警備室を見つけると、ガラス越しにパーカーが見えて、小躍りしたくなる。ああ、嬉しい。 

 

今日は、私の誕生日。ツアーが終わり、ホテルへ戻る途中で「誕生日なんです」と伝えると、みんなが誕生日の歌を歌ってくれた。感動して涙が出てきた。とっても嬉しいなあ。今回のツアーのお客さん、一人ひとりむちゃくちゃいい人なんじゃないかなって思う。何より時間に正確。一日いちにちがんばろう。

 

Itoh diningを8名が今晩食べに行き、明日は4名が神戸牛を食べるために予約していた。さらに2名、神戸牛を食べたいという。今回は大人気だな〜。 

 

家に帰ると20時。お風呂に入って、報告書を旅行会社に送り、領収書を整理して、明日の荷づくりをして…寝よう!