京都&海外まち歩き〜通訳案内士カルラの日記〜

京都のおすすめ、国内外の旅で見たこと感じたことをお伝えします。

冬のガイドツアー 5日目 宝生閣

午後5時半ごろ宝生閣という旅館に到着。

スタッフの方も親切で、和室のお部屋も素敵な感じのお宿。

 

チェックインをして、19時半までくつろぎの時間。

私は、前回アップグレードをしたお客さんからお部屋についてる露天風呂の「お湯が熱すぎた」という声を聞いていたのが気になって、アップグレードをしていたふた組にくっついて見に行った。

お湯の温度設定パネルがあったので、それを伝えると同時に、着物や浴衣などの備品についても説明しているうちに30分くらい経った。

18時過ぎにようやく私も部屋に入れた。私の部屋は洋室。洋室よりも断然和室の方が素敵だけれど、和室は年末のこの時期余ってなかったんだろうな。

 

スーツケースをまだ運んでいなかったことに気づいて受付で受け取る。さらに、夕食の場所を伝えていなかったことに気づいて各部屋に電話を入れる。ああ、バタバタだ・・・。続いて、名古屋、東京のハネムーナー特典について確認を取ったりしてさらに30分。領収書の確認とかできることをやって、少しだけベッドに横たわって体を休めて夕食会場に行く。

 

夕食は内容、量ともにお客さん満足だったみたいでよかった。

 

夕食後、お風呂に入りに行ったものの、今回は初めてお客さんとすれ違うこともなかった。翌朝聞くと、みんな夕飯前にお風呂に入ったそうだ。焼肉の臭いとか気にならないんだろうか・・・?と思いつつも、温泉もいい経験だと気に入ったならよかった。

 

朝食は7時半から。

乳糖アレルギーのお客さんのためにヨーグルトを抜いたものを用意していたのだけれども、クロワッサンが3つ載せられていて。お客さんが「これに牛乳は入っていないの?バターとか」と聞かれてハッと気づく。クロワッサンなんてバターたっぷりではないか。仲居さんに「パンにもバターが入っていて、アレルギーでバターはダメなんです」と伝えると、クロワッサンに添えられていたマーガリンを取り除いた。いや、それもそうなんだけれども、それだけじゃなくて…とクロワッサンを指し、お客さんにどうしたらいいかな?ご飯食べる?と聞いたら、果物を多めに持って来てもらえたら十分だとのこと。それを伝えると、もう一人のスタッフさんがクロワッサンを下げて、しばらくしたらイチゴと立派なマスクメロンが届けられた。すごーい!!と心の中で感動してしまった。この時期にメロンなんてそう食べられるものじゃないのでびっくり。しかも、彼女とは日本のイチゴは甘いし美味しいけど高いという話、だから彼女は、実は日本に半年滞在しているのだけれども、まだ一度も日本でイチゴを食べていないという話をしていたのだった。

その後、スタッフの方ともお互いに乳糖アレルギーを理解していなくてすみません、と伝え合う。そして、果物のお礼を伝えた。それにしても朝食のクロワッサンは焼きたてで温かくてとても美味しかった。

 

また、今回はイタリアの旅行会社からアップグレードをしたいお客さんがいたのに、その時にはすでにアップグレードの部屋は満室になっていて、ハネムーンだと聞いたので夕食にワイン半ボトルをプレゼントすると伺った。それを聞いたハネムーナーたちは喜んでいた。 

 

一人参加の青年も、お湯が熱すぎる!!と言いながらも、温泉を気に入ったようで、両親や彼女と日本に来たら、また温泉に行きたい。この旅館に泊まりたいと言っていた。