京都&海外まち歩き〜通訳案内士カルラの日記〜

京都のおすすめ、国内外の旅で見たこと感じたことをお伝えします。

冬のガイドツアー 8日目 東京

7:50ロビー集合。

最後の日まで早い集合…。みんなバカンスなのにね。

 

浅草寺では、なぜかタリーズを発見したお客さんがタリーズ美味しいと喜び、他のお客さん5人をタリーズへ案内していた。また、彼女のために浴衣を買うお客さん、子供らしく、寿司の形をした消しゴムを買うお客さん。昆布茶が好きだと昆布茶を買い求めるお客さん…。毎回違って面白い。

 

その後、六本木ヒルズへ行く。11:20-12:20の1時間あったので、美術館と展望台ともに回った。今回の展示は未来都市について、だった。シンガポールで見た植物で今後覆われる赤いホテルが紹介されてたのが印象的だった。今日は、富士山が展望台から見えた!

 

13:10の船に乗り、お台場へ行ってお昼を食べる。

料理が運ばれるなり「こんな脂肪いっぱいのお肉食べられない!」とお客さんからクレームが・・・。まあ、脂肪が多いと言ったら多いかな。もともと、このお客さんはお肉好きじゃないしな。

 

お店の人に一度お皿を取り下げてもらって、脂肪を取り除いて、再び食卓に出してもらった。イタリア人の中には、脂肪を極端に取り除く人たちがいること。例えば、サラミの間に詰まっている脂肪もフォークで丁寧に取り除いているとか。そういう人たちが神戸牛を食べると、脂肪が間に挟まり過ぎているのでたまーに文句が出たりする。

 

・おしぼりではなく紙ナプキン

・飲み物には氷なし

・フォークとナイフを持って来てもらう

という基本事項に加えて、

・肉の脂肪はあらかじめカットしてもらう

も付け加えた方が今後無難だなーって思った。

次点としては

・サラダのレタスは一口で収まるように小さく(日本のは1枚が大きい)

・パスタに当たるそば、うどん、焼きそばはおかずの前に持って来る(プリモピアットの扱い)

かな〜。

 

とにかくご立腹の二人で「こんな食事を私たちに出すなんて」「私たちには食べられないわ!」「che schifo!!(不快だ!)」と言うのと、もう一人の青年は量が少ない…と、私がまだお皿に手をつけていない間に大方食べてしまっていた。

みんなが揃っているツアー最後の食事、ここをなんとか楽しくしたいのに、日本のようにシーーーンと静まり返っている。

私は「ああ、ごめんなさい。でも、この食事は私のお気に入りなんです・・・」と一応、コメントする。だって、豚肉の西京味噌づけ、私は好きなんだもの。すると「日本人にはいいのかもしれないけれど、私たちには合わないわ」とのこと。そうだよね、合わなくて申し訳ない・・・と言う。すると、お客さんで、日本に今住んでいる人が「私は美味しいと思うよ」と切り出した。さらに、気に障ったら悪いけど、日本で、こんな料理を食べる機会は私はなかなかないよ。他の料理に比べてこの料理はレベルも高いよ」と彼女は続けた。そして、別のお客さんも「エレガントな料理だと思うわ」と言う。

いや、もう、私は美味しい、まずいはどちらでもいいから、とにかくランチを楽しく過ごしてほしい・・・のだけれども、一向に良い案が浮かばない。その後、カップルは一度席を外しているから、大体のイタリア人なら、彼女が泣いて彼氏(夫だけど)が慰めると言うパターンだと思う。

 

と言うわけで、40分くらいで食事を済ませちゃったので、心配していたガンダムの15時からのショーには余裕で間に合ってしまった。ガンダムショーを一緒に見て(途中、すっごい風が強かった。風に押されて歩くスピードがぐんぐん早くなった)、ゆりかもめに乗って銀座に向かうお客さんを新橋駅まで見送り、二人のお客さんを連れてホテルに帰った。

 

今晩、ランチに不満のあったカップルを除いて、ホテルの焼肉料理屋さんに向かっていた。ここのランチはいたって美味しく、大方7500円のコースを頼んでいたから量も結構あって満足だったようだ。私の時はアラカルトで4500円くらいだったけど...。