京都&海外まち歩き〜通訳案内士カルラの日記〜

京都のおすすめ、国内外の旅で見たこと感じたことをお伝えします。

冬のガイドツアー4日目 雨の散策in嵐山

8時半集合で、ホテルから駅まで5分なんだけれども…9時14分の電車になる。

15人中5人は集合した後で「忘れ物を取りに行っていいかな」と言って部屋に戻っちゃったり、他にも「トイレ」とか「帰りの便なんだけど…」と気になったことの質問をし始めたり。なかなか、思うようにパッと移動できない。

 

だけど、そんな事実よりも気になるのは、そういう状況になってしまって焦りを見せてはいないかということ。

電車の切符を買うのに時間かかるかも…とつい思っちゃうから、早足になってしまった。でも、今年ガイドを何回かやって見て気づいたのは、お客さんの多くは「急かされるのが嫌い」ということと、私だけ駆け足になると「自分たちを置いて行かないで」という気持ちになるらしい。

自由気ままに動いてるのは彼らなのに、って思ってしまうけれども、同時に、誰だって急かされるのは嫌だよな、って思う。ただ、乗りたい電車というか、今日の予定というか…そういうのをあれこれ考えちゃって、今日は焦っちゃったなあ、と反省。

 

さて、ホテルを出た時は雨が降っていなかったので、嵐山についた時に雨がしっかり降っていてびっくり。すっかり傘を持ってくるのを忘れてしまった。買おうかなあって思ったけれども、虹が出ているし…と、傘を持たずに出発したら大失敗。むちゃくちゃ雨が降ってくる。幸い、親切なお客さんが傘に入れてくれて助かった。でないと、私は一人ずぶ濡れだったように思う。

 

雨じゃなければ、もっとよかったかもしれないけれども、竹林、野宮神社、亀山公園、渡月橋を歩いて回った。みんな歩くのはまあまあ早いし、今回のお客さんたちは観光はすっごくスムーズ。ありがたや〜。ただ、意外なところで立ち止まるので、時間に余裕ができたとしても、前に進むことにする。今回で言えば「これ何?たこ焼き?食べたいわ」とか。こういう時、「時間が無いから」なんてできるなら言いたくないし、そのために早め早めの行動をして、いざという時に「どうぞ」とニッコリ笑えるほうがいいなって思う。

 

「あのね、昨日ね…」と話してくれる時も、すっごく聞きたいけれども時間がない時、自分はちゃんと話を聞いてられてるだろうか?と、どこかで客観的な自分がいて、「ちゃんと聞かなくっちゃ」と改めて思う時がある。お客さんと向き合うというのは、そういう気持ちがあっても、なかなか難しい…。

 

初めてオーディオガイドを使って嵐山を15人で観光した。今日は、観光客も少なくて写真も撮りやすくて本当に良かった! 

 

お天気雨だったので、狐の嫁入りって言うんだよと言ったまではいいけど、「なんでそう言うの?」と聞かれて知らない私…(今後の宿題だわ)

 

帰りは、11:47分の、1時間に一本しかない、嵐山発の電車で、必ず座れるため希望通りの電車に乗れたけれども、トイレに行く時間がなかった。もっと早めに到着しなくちゃなあ。