京都&海外まち歩き〜通訳案内士カルラの日記〜

京都のおすすめ、国内外の旅で見たこと感じたことをお伝えします。

冬のガイドツアー 7日目 箱根と想定外の渋谷巡り

雨。予報通りの雨。

この日に晴れるか雨が降るかでお客さんの満足度が200%変わってしまうのに…!!

 

名古屋から新幹線で箱根に向かった。

当初は大涌谷までロープウェイに乗り、ランチ後に船に乗る予定にしていたのだけれど、バスの運転手さんが先に時間に制約のある船に乗って、その後ロープウェイに乗る方がいいかもしれないとアドバイスがあったので、それに従った。何より私は「箱根と私の相性は良くないんです。なので、何かハプニングが起きても特段驚きませんが、とりあえずロープウェイと船には乗らなきゃいけないんです」と運転手さんに伝えていた。

 

船の乗り場に着くと、お客さん一人が体調不良を訴えた。

バスで待ちたいとのことだったので、旦那さんと一緒にバスで待っててもらった。

 

そうこうしているうちに「富士山も何も見えないのに、箱根にいて船に乗ってロープウェイに乗るなんて時間の無駄じゃないか。それなら早く東京に着いて、東京観光をしたい」と至極真っ当なことを言い始めると…みんな口々にそうだそうだ、と同調する。

 

旅行会社に状況を伝えて、結果、昼食後東京へ向かうことになった。

早雲山までは混んでいただろうし、ロープウェイに乗らなかったおかげで4時半に東京に着いたのだけど、無邪気なお客さんたちはバスの中で、東京のどこに行けるかしら??と話していた。私は渋谷と新宿で考えてて、どちらかというと渋谷の方が好きなので「渋谷は?」というと、ある女の子が、渋谷までは乗り換えをしなくちゃいけないから、ツアーで行けるなら大賛成と答えたことで渋谷行きが決まった。

これはツアーとはなんの関係もないけれど、とにかく私も一緒に行くし、行きたい人はみんな一緒に行きましょうと伝えた。さらに、旅行会社からの補償でロープウェイの代わりにお好み焼き屋さんでの食事をご馳走することになった。足りない分は各自で払ってもらうけれども、お好み焼きなら大方支払えそうだった。

 

17時半ごろ切符を買って渋谷に行き、ハチ公と有名な交差点を見に行った。そして、渋谷パルコにできたピカチュウセンター目指して歩いた。お好み焼きの時間までまだ間があるので、パルコそばにプリクラがあり、「日本文化だから」と誘って、みんなで写真を撮った。出来上がった写真は小さすぎてあまりよく見えなかったけれども、撮影自体は楽しかったみたいだし、女子高生がいっぱいいて人気があることも伝わったようだった。ピカチュウセンターは割と大きくて「本物そっくりのピカチュウぬいぐるみがある」とお客さんが感心していた。そりゃあ、オフィシャルショップだもの。全部買いたいと言いながらも、1つも買わなかったお客さんもいれば、息子と息子の友達にTシャツを買っているお客さんもいた。日本らしくて面白いな〜と思いながらフロアを回った。

 

青の洞窟というイルミネーションを歩き、原宿からホテルへと戻った。

ホテル近くのお好み焼き屋さんは、英語メニューもなく、自分でお好み焼きを焼くスタイルだった。そこで注文を取り(私が)、早く決めてくれないと次の予約のお客さんたちがたくさん来て、お好み焼き持って来るのが後になっちゃうよとお店の人に急かされながらも・・・豚肉、いか、えびの中から選んでもらって注文を取った。

 

戸惑いながらも、なんだかんだ言って自分たちでお好み焼きを作るのは楽しかったようで良かった。食べ終わってホテルに戻ると23時。眠いけど、箱根が終わるとホッとする。