京都&海外まち歩き〜通訳案内士カルラの日記〜

京都のおすすめ、国内外の旅で見たこと感じたことをお伝えします。

祇園で1日過ごす

昨日、出かけた園徳院は1人で日が暮れるまで過ごせそうなくらい心落ち着く場所でした。抹茶をいただいたとはいえ、空腹がどこかに飛んで、精神的に満たされたからかお腹がちっともすきません。

とはいえ、何か食べよう…と言うことで、ひさごの親子丼を食べました。

並と大を注文して大きさ比べ。器は同じですが、大は小さな山のように盛り上がっています。安定の味、親子丼ぶり。お店は少し混んでいましたが、5分ほど待つと入れました。

 

昭和5年からあるお店。お客さんのほとんどが親子丼を注文していました。

親子丼は昆布とサバ節を使った出汁だそう。粉山椒を振りかけるとひと味違ってまたおいしい。

 

お店の横に待ち合いスペースがあって、12、3人座れるような長椅子が置いてあります。暑かったので、座って待つよりも影で立っていたい気持ちだったけれども、郷に行っては郷に従えなので、次のお客さんが来るまで立って待って、来たら列に並んで座りました。お店の中で食べている間、何組かのお客さんは待ち合いスペースに気づかず、扉を開けては「並んでください」とお店の人に言われていました。表示があれば分かりやすくなるんじゃないかな〜と思いました。 

 

さて、昼食後に大雲院祇園閣へ行きました。

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京都に住んでいながら行くのは初めて!こんな場所がまだまだたくさんあるので、京都暮らしは全く飽きません。

 

元々大倉財閥創始者大倉喜八郎の別荘があり、「祇園の鉾を見たい」と鉾に似せた祇園閣を建築家の伊東忠太に依頼して建てたのだそうです。祇園閣は昭和初期の名建築として国登録有形文化財に指定されています。

 

祇園閣の鉾先には鶴が飾られています。

 

祇園閣に上がると、知恩院平安神宮の鳥居、京都タワー、霊山観音、御所、大文字、四条通アパホテルの屋上ガーデンも手前にあるのでよくみえた)…京都市内の名所がざっと見えます。遠くに、阿倍野ハルカスも見えました!

この景色、撮影禁止なので目に焼き付けました。なかなか見えない高さからの景色に心が浮き立ちます。どうして写真を撮れないのかを聞いてみたら、予想していない返事が返ってきました。近隣住民の方々への配慮です。お寺は地域の方々との調和でもっていさせていられます。カメラで撮影されては、家を覗かれていると思う方もいらっしゃいますし…、とのことでした。

 

今まで名所ばかりに目が向いていたので、全然気づきませんでしたが、確かに洗濯物を干す様子が見えそうな距離でマンションがあちこち建っています。誰かが住んでいる家だっていっぱい混ざっているのでしょう。いや〜、こんな場所に住んでいる人もたくさんいるんだなあ…と建物を見て思いました。

 

しかし、人間の目は都合良く見たいものだけを見られるもんだ。マンションなど本当に目に入らなかったもの。だけど、カメラは全てを記録してしまうものね。納得なっとく。

 

祇園閣を登った後は、予約していたサロンド無碍へ。

14時45分の開店時のみ予約ができます。

この季節はなんともおいしそうなかき氷が色々あったのですが、私は抹茶パフェ、友達はレモンのかき氷を注文しました。どちらもとっても美味しかった!友達とずっとしゃべっていたら、5時近く。

 

八坂神社を通ってバスに乗って1日散策終了。

1日たっぷり祇園で過ごせるなんて。とっても楽しかったなあ!