京都&海外まち歩き〜通訳案内士カルラの日記〜

京都のおすすめ、国内外の旅で見たこと感じたことをお伝えします。

宇治・奈良観光ガイド

さあ、最終日。

8時30分にホテルロビーで待ち合わせをして、宇治平等院へ向かう。

 

平等院に着いたら、まずは内覧拝観券を買いに行く。私たちは10時10分の回だった。

ああ、予定では9時50分だったんだけどな。でも、まあ、なんとかなるか…と思って

先に美術館を見学した。予習していた通りに、説明をして…「薬師観音は薬壷を持ってます。」と言ったら、「じゃあ、これも薬師観音?」と聞かれる。あれ?確かに壷みたいなのを持っているけれども、これは違う…。うーむ、説明するって難しいな。

 

美術館で、鳳凰堂の極彩色の説明をしてから内覧拝観へ行くのもいいと思う。

ただ、暑過ぎて5分くらいで「もう出よう」と言われる。

確かに、説明も日本語だし、全部聞く必要はなかったなあ。中に入ってみるだけでいいか。人によっては中に入らなくてもいいんだろうか…?

 

平等院から出ると「今日は鹿を見たら帰る」と言われた。

ひゃー。一体誰がこの旅程を決めたんだろう?

お昼ごはんは13時なんだけれど、絶対早く終わっちゃう…。

 

とりあえず、奈良へ向かって、途中で旅行会社に電話をかけて、法隆寺などは行かず、旅程の変更があり得るということを伝えた。

 

鹿を見るのはとっても喜んでくれた。

息子さんは鹿せんべいを買って、喜々としてせんべいを渡していたし、写真もパチパチ撮っていた。

 

「大仏は、この奥ですし、見る価値があると思います」と伝えると、近いなら…と受け入れてくれた。まあまあ、楽しんでくれたかな。お母さんは大仏の前に座って待っていると言って、一周しなかったけれど。

 

さて、ここで12時過ぎ。ああ、お昼までまだ時間があるなあ。「キャンセルしてもいいよ」と言われる。いいけど、私はその対応の仕方がよく分からない…。ただ、11時半にお店に早めに着いても大丈夫かどうか尋ねた時に、キャンセルしてもいいよと言われたから、いいのかな。

 

運転手さんに「猿沢池を回って、ゆっくり運転してください」と伝え、様子を見る。

猿沢池はとてもきれいだけれど「暑いから降りなくていい」と言われる。そこで、お店から「席が空きましたよ」と言われたので「やったー!」とばかりに、お店へ向かう。

結局お店に着いたのは12時45分頃だったかな。予約した1時とあまり変わらないけど、キャンセルせずにすんで良かった。

 

天ぷらが出て来ると、みんな「おいしい!!」ととても喜んでくれた。

「みんなここを知るべきだよ。」とお父さんもご満悦。息子くんは「刺身も食べたい」と言って注文。2,000円するから、お父さんに確認するのかな?と思いきや、そんなそぶりはない。2回くらい「注文しますよ?」と確認して、刺身をお願いする。

かき揚げ丼を食べて、お腹いっぱい。

 

ここで、みんなやっぱり京都に戻ると言ったので、法隆寺は行かずに京都へ。

道中、娘さんがマンガミュージアムへ行き、両親と息子くんはヨドバシカメラへ行くことに。私はヨドバシカメラについて行く。大きな冷蔵庫やウォシュレット、シックスパッドという筋肉を鍛える機械、ドローンを試しておおはしゃぎ。GBLというスピーカーも、息子くんは買う気満々で、買うんだろうな〜と思っていたら、意外と買わない。

ま、そういうことって前もあったなあ…。

みんな心から欲しそうで、プールにスピーカーを置こう、とか具体的にあれこれ想像をして、お店の人にも防水設計などずっと聞いて、納得して…日本人なら「買う」という空気なのに、肩すかしをくったような思いを店員さんはしないんだろうか。

これも異文化なのだろうな〜。 

 

全ての階を回って、娘さんを迎えに行って、ホテルまでお見送りをしておしまい。

 

チップくれるかな?と期待したけど、無かった。運転手さんにもチップあるだろうな(おみやげ探したし)とか思ったけど甘かった。

私、思うんだけれど、私の本名じゃなくてカルラと呼ぶ人は、どこか冷めててチップ無いような気がする…。

サービスが良かったかどうかの分かりやすい判断になるから、もらえると有り難かったんだけどなあ、と思いつつも「あえて良かった。ありがとう」の声を信じて、マイナス点がありませんように、と祈って今日の仕事を終えた。